外国人集住都市会議



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2016年度外国人集住都市会議とよはし

 1月31日(火)愛知県豊橋市のロワジールホテル豊橋で「2016年度外国人集住都市会議とよはし」を開催しました。全国から自治体、府省庁、民間団体等、そして、一般市民合わせて約400名の皆様にご参加いただき、「〜多様性を活かしたまちづくり・外国人住民も活躍する社会を目指して〜 」をテーマに、外国人住民の活躍事例報告、課題解決のための提言や討論を行い、参加者の方々に、これからの多文化共生のあり方について考えていただく機会を提供しました。

 冒頭、東京外国語大学・大学院国際日本学研究院の伊東祐郎教授が「これからの日本語教育 〜外国人児童生徒が将来活躍するために〜」と題して、外国人児童生徒を取り巻く諸課題や国、自治体、学校の取組の紹介、今後求められる施策などについて基調講演を行いました。

 午後からは会員都市首長と府省庁職員による2つのセッションが行われました。

 セッション1では、長野県飯田市長、静岡県菊川市長、愛知県豊田市長、小牧市長、滋賀県甲賀市長と文部科学省、文化庁、厚生労働省の職員が「外国人住民の日本語能力の獲得について」をテーマに、国の取組や日本語能力獲得のために必要となる施策について議論を交わしました。

 セッション2では、実際に地域で活躍している外国人住民の事例発表が行われ、活躍に至るまでの本人の努力や苦労、手がけている取組が紹介されました。その後、長野県上田市長、静岡県浜松市長、愛知県豊橋市長と内閣府、総務省、文化庁、厚生労働省の職員が「外国人住民が活躍する社会について」をテーマに、国の取組や外国人住民が地域社会の一員として多様性を生かしながら活躍できる施策について議論を交わしました。

 最後に、今回の会議の成果として、座長都市である豊橋市長が「国に対して、多文化共生に係る外国人政策を総合的に実施するための外国人庁の設置を改めて求めるとともに、私たち外国人集住都市会議は、外国人も含めた全ての住民が安心して暮らせ、互いに尊重し活躍できる多文化共生社会の実現に向けた取組を進めていく」旨の「豊橋宣言」を発表しました。